ナミブ砂漠の街 Sesriemを目指して -ナミビアロードトリップ その1-

お久しぶりです Syunです。前回の投稿から1年半が経過していました。実はここ半年間南アフリカはケープタウンの語学留学に通っており、すっかりブログの存在そのものを忘れかけていました。そんな中、年末に2週間ほど休みがあったので少し足を伸ばしてナミビアに11日間ロードトリップをしてきました。かなり面白い旅になったのでせっかくならこの思い出を留めておくべくブログに投稿しようと思った次第です。(ケープタウンの情報についてもそのうち投稿すると思います)

ケープタウンからウィントフックへの道のり

私自身が現在ケープタウンに滞在しているので旅の出発地点はもちろんここからになります。基本的にこの区間は空路かバスでの移動の2択になるんですけど、アフリカの飛行機って国際線ちょー高いんですよね。(国内線はわりかし安いことも多い) 特にケープタウンからウィントフックってフライト時間も短い(~3時間)くて需要も高く、旅人としてはコスパがだいぶ悪いのが現実です。

ということで実質的にはバスの一択しかなく、当然こちらを選びました。バス会社は、この区間を結んでいるのが南部アフリカ最大手(?)のINTERCAPE社しかないのでこちらを事前にオンラインで購入しました。値段は時期によって違いますが安くてR850(≒7650円)くらいで済むと思います。私は年末に行ってきたので3割増くらいだった気がします。それでも飛行機に比べたら半額かそれ以上に安いので十分に選ぶ価値はあると思っていました。

出発時刻はケープタウン午前11:30、ウィントフック到着は午前10;25で乗車時間は約23時間半、ですがこの通りに着くかはだいぶ怪しいです。(後述しますが往路はかなり遅れました)
運行しているのは週4便程度で毎週運行日が違うので旅程を立てる際は公式サイトでしっかり確認しましょう。

バスターミナルに要注意

ケープタウンの街は全体的に治安が悪いんですが、ここバスターミナル周辺は特に悪いです。このバスターミナルはケープタウン駅の真裏にあってぱっと見アクセスもよくいい立地に見えるんですが、このケープタウン駅が貧困層の溜まり場になっているので、バスターミナルの敷地前までUberやBoltを使うことを強くお勧めします。バスの待合所はそれほど混雑しているわけでもなく、現地の家族連れもいたりするので身の回りのものだけ気を付ければ問題はないと思います。

バスの出発時刻は11:30、ウィントフック行は長距離路線になるのでSleeplinerというちょっと快適なバスになります。年末は繁忙期のようでバス3台運用でどのバスもしっかり満席でした。バスターミナルについてからは特にこれといってすることはないですが、早めにきて並んでおくと1台目のバスに乗れたりするので向こうに多少早く着く可能性は高くなるかもしれません。私はというと列には並ばずある程度人が減ってから乗車したので3台目でした。

エアコンが効かないバス

実際に出発したのは11:45。3台編成での運行なのでここまでは想定の範囲内でしたが、発車しても一向にエアコンが効かないので車内は暑くなる一方です。この日の気温は30℃、南半球なのでがっつり真夏です。車内の室温と乗客の怒りは増すばかりでしたが、交代要員の運転手が「これが南アフリカだよ」と開き直っているのを聞いてそういうものだとみな徐々に受け入れていきました。幸い天井についている非常用のハッチを開けることでとてつもない風音をもたらしながら車内は少しマシになっていきました。

最初の休憩と動かないバス

最初の休憩はケープタウンから1時間ほどのMalmesbury、たかだか1時間しか走っていないんだから休憩はまだいいだろうと思ったのですがなぜか1時間以上ここで停車していました。日本の地方国道沿いにあるスーパーと雑貨屋が集まっている感じのところだったので時間は潰せましたが、その間にも予定時刻と比べるとどんどん遅延していきます。また、ウィントフックまでの主要都市とその到着予定時刻がサイトで確認できたわけなんですけど、どうやらこの都市に止まるかどうかは運転手の気分次第らしく、全く当てにならないことにものちに気づきます。
ともかく無事1時間後にここを出発した後は順当に遅延時間を膨らませながら国境へと向かっていきました。

国境とナミビア入国

南アフリカ側の国境到着は23:00頃、出発から約11時間が経過し、この時すでに2時間の遅延が発生していました。とはいえ長距離バスとなれば時間通りに着くこと自体が稀なのでそれほど重くは考えず、このままうまく進んでくれるといいな〜程度に思っていました。ちなみに、ナミビアに入国する際はスナックのような小さいものを除く、ほぼ全ての食品を持ち込むことができません。そのため、南アフリカ出国後に乗客みんなでそれぞれお手製のクッキーなどをシェアしていました。美味しかったです()

ナミビアの入国に関してですが、2025年から観光目的でもビザの取得が必須になりました。といってもe-Visaが有効なので事前にオンラインで申請を行えば、2•3日で取得することができます。(ビザ申請のリンクはこちら) ただ、金額は1600NAD(≒14000円)と、かなり高いのが痛手ですね。また、陸路と空路のいずれでも発行されたビザの印刷が基本的には求められているので忘れずに印刷しておきましょう。

実際に私が陸路で入国した時の話に戻ると、国境の事務所でビザの提示に加えて入国カードの記入が必要です。記入することは基本的な情報だけなので特段注意しなければいけない点はなかったですが、同行していた友人は乗っていたバスのナンバープレートの記入を求められていたので一応その写真だけ撮っておくと安心ですね。私を対応していた方は全く聞いてこなかったので必須ってほどでもないです。

いつまでも入国できないバス

無事乗客全員が入国の審査を終えたところで、次はバスの入国審査を待ちます。当然バスには乗客の荷物が大量に積まれているのでそれなりに時間はかかるものですが、それにしても一向に終わりません。どうやら車両用のX戦検査機(?)が故障していて他の乗用車やトラックの検査に時間がかかっているそうです。結局4時間ほど待ってようやく私たちのバスの番が回ってきましたが、検査はほとんど行われず一瞬で終わりました。係員もいい加減疲れていたのか乗客の荷物が入っている牽引車はスルーしていましたからね。じゃあもっと早くからそうしてくれと言いたかったのは山々ですが、とにかくようやくナミビアに入れたわけなので一安心です。

ただ、問題はこれだけではありません。結局この影響で4時間以上は現在遅延しているわけなので、このまま順当に進んだとしてもウィントフック到着は14:30頃になります。しかしこの日はウィントフックから5時間弱かかるセスリムのキャンプサイトをすでに予約してしまっています。また、このキャンプサイトは国立公園内にあり、そのゲートは概ね日の入り(19:30頃)と同時にしまってしまうので必ずこの時間にはつかなければならないわけです。ということでもうすでに怪しいこの旅ですが、なんとかこのバスが時間を巻いてくれることを願ってこの時は眠りにつきました。

余談ですが、国境を超えた先にあるガソスタで買ったこのビルトン(南部アフリカのジャーキー)めちゃくちゃ美味しかったです。普通のビルトンにその脂が巻いてあるので脂の甘みを存分に堪能できる素晴らしいスナックです。ただ、手がギトギトになるのは玉に瑕ですかね。

遅れ続けるバス そして途中下車

5時間ほど寝て起きたのは朝9:00。状況は一向に変わらす遅延は5時間を越えようとしています。このままだとこの日にセスリムの宿に到着することは不可能です。ここで、一つ案が閃きました。実はこの旅、私とフランス人の友達7人の計8人で旅をしていて、うち6人はすでに飛行機でウィントフックに到着しています。そこで、ウィントフックからセスリムの経路上にあるどこかの休憩所で途中下車すれば、日の入り前にセスリムに到着できるのではないか。休憩所の候補地となる場所を探してみたら、ありました、ウィントフックから南へ90km「Rehoboth」ここなら経路上にあるため、友人もピックアップしやすいはずと踏み、なんとか運転手を説得して他の乗客と共に途中下車をさせてもらいました。この時点で遅延は6時間、このまま進んでいたら間違いなくこの日にセスリムには到着できなかったことでしょう。

こんな情報を共有して一体何人の人が役に立つかはわからないですが、ここの店員さんには大変助けていただきました。SIMもない、金もない外国人に色々気を遣っていただいて思わずほっこりしました。この後の旅でも通して言えることですが、ナミビアの方々は総じて優しいかたが多かった印象があります。ケープタウンのことを悪くいうつもりはないですが、やっぱりあちらは暮らしていて気を張る瞬間が多いので、それも相待ってナミビア滞在中は精神的にも休暇になりました。

ナミビアの道路と注意点

何はともあれ友達とは無事合流でき、セスリムに急足で向かったわけですが、ここでナミビアの道路事情について少し触れてみます。

ナミビアの道路番号には市内の道路を除き、A~Dのアルファベットが頭につきます。AやBは主要幹線道路のような舗装されていて道幅も広い道路を指すことが多いです。CはAやBの道ほど舗装がしっかりなされていなかったり、場所によってはグラベル(未舗装)を走らなくてはならないことが多いです。しかしながら2WDでもギリギリ走ることはできる程度です。Dは基本的に避けましょう。私たちが借りた車は4WDでしたが、場所によってはかなり怪しいところもありました。2WDなら尚更、どの車でも必要性がない限り迂回してでもCの道を通ったほうが結果的に早くつく、なんてこともあります。

少しわかりにくいですがこの写真で走っているのがCの道です。幸い道幅もひろく対向車も滅多にこない直線の道なのでそれほど難しく考えるほどのものではないですが、慣れないと若干怖いです。また、Google Mapや車載のGPSの到着予想時刻は当てにならないです。140km/hでも少しずつ遅れていくってどういうこと?とは思っていましたね。

Sesriemのキャンプサイト到着

4時間ほどぶっ通しで走って日の出10分前にようやく今日のキャンプサイト Sesriem Campsite-NWRに到着しました。この周辺にあるキャンプサイトでは2番目に安く、1泊約6000円でした。一般的なキャンプサイトの値段と比べるとかなり高額ですが、観光地なので仕方ないですね。

キャンプサイトについてですが、一つ一つの区画も広いですし、共同のシャワートイレもそれなりに綺麗なのかな〜といった印象でした。砂漠のど真ん中なので水の流れが悪いのと、夜は光に虫が集まるのは仕方ないので耐えるしかないですね。

景色や星に関しては流石に人里離れすぎているので人生で5本の指に数えられるほどめちゃくちゃ綺麗でした。一年半前にも西アフリカに渡航していて、その時のことを少し思い出しました。(こちらもそのうち記事にします)

Sesriemってどんな街?どんな宿がある?

Sesriem(セスリム/セスリエム)はアフリカ南西部のナミビアにある国立公園のゲート内に位置する地域で、ソサスフレイやデッドフレイへアクセスする際、特にこれらの場所で日の出をみるにはこのゲート内にあるロッジやキャンプサイトに泊まる必要があります。

ソサスフレイやデッドフレイへ向かう際に通常通るゲートは2つあります。最初に通るゲートは朝7:00頃から日の入りまで、次に通るゲートは日の出の1時間ほど前の朝5:00から日の入りまで開いています。つまり、この2つのゲートの間にある宿の滞在者しか日の出は見れない設計になっているんです。だからキャンプサイトでも高いんですよね〜

ちなみに、こういったキャンプサイト•ロッジは上から安い順にこの4つしかないです。
(リンクから空室情報が確認できます)

まとめ

結局ケープタウン出発からおよそ33時間かけてSesriemについたわけですが、ぶっちゃけもうバスは使いたくないですね。復路もこれで帰らなきゃ行けない現実は一旦見ないふりをします。


ということでこんな感じでまたブログを作っていくのでよかったら他の記事も読んでみてください!
次回はナミビア2日目、私のバケットリストのひとつでもあるDune45に行くところから書いていこうと思います。

それではまた!

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