こんにちはsyunです。今回はウズベキスタンの首都タシュケントからタジキスタン第2の都市フジャンドへ陸路国境越えに挑戦してみたので、その方法を備忘録としてここに残しておきます。
国境越えの主な手段
ウズベキスタンの首都タシケントからタジキスタンへの国境越えには主に3つの手段があります。
・ タシュケント空港からドゥシャンベ空港行きの直行便を使う(フジャンド空港行きはないです)
・ タシュケントからドゥシャンベまでの国際列車を使う(週1便)
・ 乗合バスやタクシーを使って自力でタジキスタンを目指す
今回私はフジャンド市内の宿を取ったので、直接ドゥシャンベに向かってしまう飛行機と国際列車は使わず自力で向かうことにしました。
陸路国境越えの注意点
以前はドゥシャンベ市内に向かう国際バスがタシュケントメトロのオルマゾール駅(Olmazor)に程近いタシュケントバスターミナル(Tashkent avtovokzal)から発着していましたが、バスターミナルの受付の人に聞いたところ、「ドゥシャンベ行きのバスはもう2、3ヶ月出ていないよ」ときっぱり言い切られました。(今後この国際バスが復活するかもわからないそうです)
なので現状タシュケントからフジャンドへ向かう場合は、タクシーや乗合バスを使って自力で移動するしかないです。かくいう私もこの国際バスを使う予定だったのでかなり戸惑いました。
タシュケント市内からウズベク国境(オイベック)へ
国際バスが出ていないと言われ、どうやって行こうかと考えているところに受付の人がタクシーでの行き方を書いて教えてくれました。
どうやらクイリュクマーケット(Qo’ylik Market)という場所に向かい、そこでウズベク側の国境であるオイベック(Oybek)までのタクシーをみつければいいそうです。調べるとクイリュクまではメトロを乗り継いでいけそうなのでそこまで向かいました。
クイリュクと見知らぬ青年
クイリュクはそれなりに市内のバスが集まる大きめのバスターミナルっぽいですが中心地の小綺麗な雰囲気ではなく、かなりローカルでゴミゴミとした印象です。
現地の人に聞きながら向かうと、そこは個人タクシーが集まっている場所でした。タクシー運転手にオイベックまでの行き方を聞くと、マルシュもあるにはあるが一般的ではなく、今の時間帯(18時すぎ)だとマルシュももう出ていないとのことでした。そしてタクシーなら60000スムで国境まで連れて行ける言ってきました。正直そこまで高い値段でもないですが、このままこの金額で乗るのも面白くないので一度断って散策すると、近くにいた青年が「おもしろそうだから連れていってあげるよ」と言ってくれた(多分)のでついていきました。
謎の路面バスからタクシーでオイベックへ
私はロシア語もウズベク語もわからないのでその青年がどうするつもりなのかよくわからないまま路線バスに乗車しました。しばらく乗っていると「ここで降りる」と手招きされたのでそこで降りると、そこは大きめの幹線道路で流しのタクシを拾えるスポットになっていました。もし安くオイベックに行きたい場合はこちらに向かうといいかもしれないです。
しばらくするとオイベックに向かう流しのタクシーが見つかり、20000ソムで行けるとのことだったのですぐに乗車し国境まで向かいました。
クイリュクからオイベックまではおよそ100kmあるのでその青年としばらくの間Google翻訳を使って話していました。タジキスタンは金銭的な不正があったり、治安も良くないから行かないほうがいいと私のことを心配してくれたうえに、最後までお金を取ろうとした態度を見せなかったことが印象に残りました。そんなこんなで国境につき、青年との別れを終えていざタジキスタンに向けて歩きました。
初の陸路国境越え
自分にとって初の陸路国境越えなのでどうなるなのかと思いましたが、想像以上にあっさりと終わりました。両国の係員の言う通りの道を歩いて進むだけでこれといって迷うこともなかったです。私はウズベキスタンについた日にそのまま出国をしたのでレギストレーションを見せる必要もなく、特に何か聞かれることもなかったです。だいたい「Chinese? Korean? 你好?」と聞かれるので「Japanese コンニチハ」というと通してくれます。荷物をx線に通したり通さなかったりしますが、職員の気分次第で変わると思うでそれに従うと丸く収まると思います。
ウズベク側国境通過後の送迎は利用するだけ無駄
ウズベキスタンのパスポートコントロールを通過するとすぐにゴルフカートのような乗り物があり、送ってあげると言ってきますが、全くもって使う必要はないです。ものの1分でつきます。歩いている人もいたのでよっぽどのことがない限り利用する価値はないです。
国境からフジャンドへ
国境を越えてすぐのところにタクシーが止まっており、行き先をいうとだいたいの場所なら連れていってくれます。一応ドゥシャンベまでいけそうでした。フジャンドまで100ソモニと吹っかけてきますが、時間をかければ値切れます。
私が国境を越えたのは夜の20時を回っていたので乗り合いバスしかおらず50ソモニで市内まで運んでもらいました。これでもかなり高いと思いますが参考までに‥
フジャンドの宿 Хесон
フジャンドではヘソンという宿に泊まりました。個室で一泊195ソモニとそこまで高くもなく立地も良い場所にあるのでかなり良かったです。受付のおばちゃんもかなり親身に相談に乗ってくれました。
ただ、ラマダーン期間中は朝食の提供がないので気をつけてください。
まとめ
タシュケントからフジャンドへの国際バスはここ数ヶ月運行されていないので、路線バスやタクシーを使った自力での国境越えしかないです。ちなみにタシュケント市内で運行されているバスやメトロは距離や区間に関わらず2000ソムです。その他全体を通した金額に関しては値切り方次第ではあると思いますが、概ね1000円で行けると思います。私は26000ソムと60ソモニでした。(国境のゴルフカート10ソモニがなければ‥)
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